能は室町時代、観阿弥と世阿弥によって確立され、約600年の歴史を持ち、舞踏・劇・音楽・詩などの諸要素が交じりあった現存世界最古の舞台芸術です。そこに表現される幽玄の美は海外からの―流文化人からも非常に高い評価を受けております。生と死、目に見える世界と目に見えない世界の関係が日本独特の視点から描かれているのです。「能」は異次元の世界と現世を行き来する芸術で、戦国時代、信長や秀吉、家康は能を愛好し、戦場で自ら舞ったりもしたとのことです。明日をもしれぬ場にあって、死の向こう側にも永遠の生が続いているという安堵感を彼らに与えてくれたとも考えられています。世界文化遺産にも登録され、敷居の高い文化なのでは?という「能」に対する先入観を捨てて素直な気持ちで能に接してみませんか。
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